汗をかいた頭皮の匂いは「加齢臭」と同じって知ってましたか?
頭皮の汗と皮脂が混ざり合い、時間の経過や紫外線により酸化をすることで、加齢臭の「ノネナール」という臭い物質が発生します。
つまり年齢に関係なく加齢臭が発生することになります。 炭酸シャンプーはこれを解決できるので、こちらの記事で炭酸シャンプーで解決できる仕組みと、炭酸シャンプーを使いそもそもの匂いを発生を防ぐコツを解説します。
20代・30代でも嫌な「頭皮臭」がしてしまう仕組み
頭皮臭の主な原因は、過剰に分泌されている皮脂と汗の混ざり、時間の経過や紫外線などにより酸化することにより発生します。
頭皮には多数の皮脂腺と汗腺があり、これらが常に分泌物を出しています。頭皮は他の皮膚と比べ、皮脂腺が多く活発で、髪の毛のある部分では、髪の毛のない皮膚と比較して約1.2倍多く分泌される傾向があります。
![皮脂腺の比較](https://bihadashop.jp/wp-content/uploads/2024/10/skin-knowledge_zu01.jpg)
皮膚と頭皮の皮脂腺比較
※画像引用元:日本毛髪化学協会
1センチ四方の頭皮から1時間に分泌される皮脂の量103.9μg(マイクログラム)であり、これは約0.1mgです。
頭皮の面積は、約580㎠であり、1時間あたり約60.3mgの皮脂が分泌され、24時間だと1.45gも分泌されます。 ポンプ式ヘアオイルは1プッシュで0.15gほど排出されますので、ヘアオイル10プッシュ分の皮脂が分泌されています。
この大量に分泌された皮脂が、「汗」と混ざることで頭皮上に膜を形成します。
この皮脂膜は、「油」であるため空気に触れたり、紫外線があたると酸化します。
酸化すると「ノネナール」という加齢臭の原因物質が生成されます。実際、20代でもノネナールが検出されることがあります。
※参考元:日本毛髪化学協会 ■皮脂分泌の計算
- 1cm²あたりの皮脂分泌量: 103.9μg
- 頭皮の総面積: 580cm²
- 1時間あたりの頭皮の皮脂分泌量の計算式: 103.9μg × 580cm² = 60,262μg = 約60.3mg
炭酸シャンプーが頭皮の匂いをすっきりさせる理由
炭酸シャンプーが頭皮の匂いをすっきりさせる仕組みは、科学的な根拠に基づいています。下記は、2020年にAmerican Chemical SocietyというLangmuirというメディアに掲載された論文から引用したものです。
![](https://bihadashop.jp/wp-content/uploads/2024/09/image.png)
画像引用元:https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.langmuir.0c01702
炭酸水に含まれる二酸化炭素の泡が表面に触れると、気泡の上昇や流動が起こり、表面に付着した汚れや、匂い粒子が持ち上げられ、拡散されます。この流れによって、汚れや匂いの粒子が効率的に浮き上がり、水とともに除去されやすくなるのです。これが、頭皮の匂いをすっきりさせるメカニズムです。
また、花王も微細な炭酸泡の洗顔料に高い皮脂洗浄性があることを発見しています。 つまり炭酸シャンプーの匂い撃退効果は、科学的にも根拠があるものです。
炭酸シャンプーを週1~3回使えば「頭皮の匂い」を予防できる
![炭酸シャンプー頻度](https://bihadashop.jp/wp-content/uploads/2024/10/炭酸シャンプー頻度.webp)
炭酸シャンプー頻度は週1~3回
頭皮の匂いが気になる方は、炭酸シャンプーを週1~3回使いましょう。
毎日ではなく、週1~3回と勧める理由は、炭酸シャンプーは皮脂汚れをすっきりさせる効果がある一方で、皮脂を取りすぎてしまう恐れもあります。
皮脂を取りすぎると、逆に不足した皮脂を補おうと、皮脂腺から「いつもより余分に皮脂が分泌」されてしまいます。
その為、炭酸シャンプーを使いすぎて、逆に頭皮の匂いがきつくなる可能性があります。
習慣的に使わなくても「今日は汗かいたな~」という日があれば、翌朝に頭皮臭がしないように炭酸シャンプーを使うという使い方も良いです。
炭酸シャンプーの頻度については「炭酸シャンプーの頻度はどのくらい?」の記事で詳しく解説しています。
まとめ:頭皮の匂いは炭酸シャンプーで解決!でも使う頻度に気をつけて!
炭酸シャンプーは頭皮の匂いをすっきりさせる便利なアイテムですが、使い方を間違えると匂いがきつくなってしまうので注意しましょう。
炭酸シャンプーを毎日使う必要はありません!
1つはお気に入りをもっておいて、臭いはべとつきが気になったときに使いましょう。