「湯シャンに興味はあるけど、本当に湯シャンのみで生活してる?」
「湯シャンを開始したけど、みんなはどのくらいの頻度?」
湯シャンは、始める前後で疑問が付きまといます。2024年10月30日にコスメ部はクラウドアンケートを活用し、10代~70代の女性をランダムに選び、325名の湯シャンをしている方の頻度や効果を調査しました。
本記事では、湯シャンの頻度と効果についての声を集め、湯シャンの頻度を決めるヒントを提供します。
湯シャンの効果とやり方について詳しく知りたい方は「湯シャンとは?」の記事をご覧ください。
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【美容師監修】湯シャンとは?体験者325名の声から分かる効果・デメリット・向いている人!
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湯シャンのメリット(効果)とデメリット(失敗)は?アンケート結果から紹介

湯シャンは、髪が柔らかくなり頭皮環境が改善するため、話題性はあるものの実践している方はさほど多くなく、臭いやかゆみなどの主な原因で湯シャンをやめてしまう人も多いです。
まずは湯シャンのメリット(効果)とデメリット(失敗)を紹介します。
湯シャンのメリット・効果TOP5とは?
今回のアンケート結果のうち325名の方に聞いた湯シャンの効果TOP10は主に下記の通りです。
- 髪のダメージが和らいだ (48件)
- 頭皮のかゆみが無くなった (41件)
- 頭皮の荒れが改善した (36件)
- 髪と頭皮のべとつきが無くなった (33件)
- 髪が柔らかくなった (31件)
また、本来、湯シャンの効果・メリットとして、抜け毛・薄毛の改善もあります。
もともと、抜け毛・薄毛に悩みをきっかけに、湯シャンを始めたという方は、54名でした。

- 抜け毛・薄毛の悩みがある人: 54名
- 実際に改善効果があった人: 26名
- 改善率: 48.1%
つまり、抜け毛・薄毛の悩みを持つ人のうち、約半数が湯シャンによる改善効果を実感していたことがわかります。
抜け毛・薄毛の効果があった人は週2-5日の頻度が多く、全体の68%を占める 毎日(週6-7日)行う人よりも、適度な間隔を空ける人の方が効果を感じているようです。
また、週1回以下の低頻度では効果を感じにくい傾向があります。
湯シャンで効果を得るのは目安3カ月はかかる
湯シャンはすぐに効果が現れません。目安として3カ月かかります。
3カ月の間、匂いとかゆみに悩まされることになります。匂いとかゆみは、徐々に落ち着いていきますが、耐えられない方も多いのが現実です。
3カ月が目安という理由は、匂いとかゆみのトラブルは、皮脂の分泌により、髪と頭皮に皮脂が蓄積することで起こります。
人間の細胞が生まれかわることで、分泌量に変化が生まれます。細胞の生まれ変わりの周期が約3カ月であるということです。
湯シャンのデメリット・失敗TOP5とは?
続いて、湯シャンで体験をしたネガティブな経験TOP5を紹介します。
- 髪と頭皮のべとつき: 167件
- 髪のバサバサ: 124件
- 頭皮の臭い: 116件
- 頭皮のかゆみ: 96件
- フケ: 44件
髪と頭皮のべとつきが圧倒的に多く、髪がバサバサになる方も多いようです。
髪がバサバサになるのは、インバス・アウトバストリートメントが使えないことが原因です。
また、臭い、そしてふけにも悩まされてしまうようです。

湯シャンを挫折してやめた人は、46.2%です。約半数の方が途中で湯シャンをやめています。やめた理由として最も多いのは「不潔になっているのではないかと気になった」、そして次に多いのが「髪と頭皮が臭くなった」です。
自分の髪が、臭い匂いやフケに包まれるのを考えただけでもゾゾっとしますよね。これらのネガティブなデメリットは、程度の差はありますが、遭遇する悩みです。
湯シャンの効果は感じても、継続しない理由としては、やはり清潔感に対する高い意識があるようです。
しかし、もともと湯シャンが合わない方は悩みはなくならない可能性があります。そこが見極めが難しいところです。
湯シャンの頻度アンケート結果(推奨は1日おきの湯シャン)
2024年10月30日に、クラウドアンケートを活用し、20代~60代の湯シャンを習慣的に行っている女性365名にアンケートを取りました。

- ほぼ毎日(週6~7回)湯シャンしている:12.9%
- 週4~5回湯シャンしている:12%
- 週2~3回湯シャンしている:33.8%
- 週1回湯シャンしている:19.7%
- 月1~2回のみ湯シャン:10.5%
- その他:11.1%
湯シャンをしている方のうち、1日おきか、2~3日に1回湯シャンをしている方(週2~3回)の方が3割を占め、週1回か月1~2回程度の人を合わせると30.2%です。
湯シャンの実践されている方の半数以上は、シャンプーと併用して行っていることが分かります。シャンプーの回数を減らすことで、髪と頭皮への負担を減らすことを目的としているようです。
ほぼ毎日湯シャン
週6回以上湯シャンしている方は、12.9%です。
意外にも、湯シャンをほぼ毎日実践している方は少ないという結果でした。
湯シャンをしていても、「臭い」「運動などで汗を多くかく」「かゆみ」などの様々なデメリットが症状として出てくることが原因でしょう。
また「結婚式」などの「イベント」の前に、シャンプーをするという方もいるようです。
湯シャンを継続するためにも、たまにがシャンプーする方がほとんどです。
週に4、5回湯シャン
週に4、5回の方は最も少なく、12%でした。
湯シャンをメインにしていますが、シャンプーも併用しているという方です。
しかしシャンプーは週に2~3回という方です。
湯シャンにおける最大限の効果は得ることはできませんが、シャンプーの負担を大きく軽減することができるでしょう。
一日おきに湯シャン(週に2、3回)
大体、一日おきに湯シャンをする方は、たったの33.8%です。
一日おきを目安に湯シャンをしている方が最も多いようです。
中国やアメリカなどのエリアではシャンプー回数は2~4日に1回程度ですが、一日おきの湯シャンでも世界的に見ればシャンプー回数が多いと言えます。
一日おきにすることで、髪と頭皮への負担を軽減することができます。
週1回の湯シャン
週1回だけ湯シャンするという方は、19.7%です。
週1回程度の湯シャンの方の声として「出かけない時などは湯シャンで済ます」「たまに休ませてみてる」という方が多いようです。
やはり湯シャンでは、臭いや汚れが落としきれないと感じている方が多く、本格的には湯シャンはしないが、たまに取り入れるという方も一定数います。
月1~2回の湯シャン
月1~2回だけ湯シャンするという方は、10.5%です。
月1~2回だけ湯シャンを行うことで、シャンプー疲れを休めることはできますが、湯シャンの効果はあまり感じることはできないでしょう。
髪が痛んでいたり、乾燥を感じる日に思い切ってシャンプーを休むという考えです。
湯シャンやるならシャンプーを併用しよう
アンケート結果のとおり、湯シャンを実践している方のほとんどはシャンプーを併用しています。
これから湯シャンを実践するという方は、併用できるシャンプーを用意しましょう。
アミノ酸系のマイルドなシャンプーが皮脂を取り過ぎないためおすすめです。
炭酸シャンプーも、界面活性剤の量を抑えつつ、炭酸泡で汚れをしっかりと落とすことができるので、湯シャンとの相性は良いです。
炭酸シャンプーの効果は「炭酸シャンプーの本当の効果とは?効果なし?メリット・デメリットとは?」の記事をご覧ください。
湯シャンは、かゆみやべとつきが出ますし、ときにフケも発生します。
天候、外出、ヘアメイク、異性との関わりなど、生活シーンはさまざま変化があります。
湯シャンの効果を得るためにも、シャンプーは効果的に使っていきましょう。
まとめ:湯シャンをやるなら明確な目的を持とう
湯シャンが合う合わないは人それぞれです。「話題だから」という理由でやってみると、匂いやかゆみで挫折する方も多いです。
「髪のダメージを減らしたい」「髪を柔らかくしたい」という方であれば、週1~3回程度の湯シャンにすることをおすすめします。
「頭皮のトラブルを改善する」という考えの方は、週5回以上の湯シャンを思い切ってチャレンジしてみると良いです。
まずは自分にとっての湯シャンの目的を考えてみましょう。