シートマスク利用女性296人のリアルな声から見えた、シートマスク・フェイスパックの使用実態をご紹介。
調査概要
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目的:シートマスクの使用実態や頻度、肌タイプ別の使用傾向、非使用理由などを幅広く把握すること
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実施時期:2025年8月2日
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対象者:全国の女性296名
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方法:インターネットアンケート調査
毎日パックする人の割合は?調査エグゼクティブサマリー

今回の調査では、シートマスク・フェイスパックにおける興味深い実態が浮き彫りになりました。
女性の約64%が月1回以上シートマスクを使用しており、そのうち全体の16.6%が「ほぼ毎日パック」派という結果に。
さらに、使用頻度と肌タイプには明確な関連性があり、毎日使用者の約半数が乾燥肌である一方、週2〜3日使用者は敏感肌の割合が高いという傾向が確認されました。
使用率は約64%、若い世代ほど利用率が高い

全回答者296名のうち、月1回以上シートマスクを使う人は188名(63.5%)。年齢別に見ると、使用率は若年層ほど高く、以下のような結果となりました。
| 年代 | 使用者数 / 回答者数 | 使用率 |
|---|---|---|
| 10代 | 1 / 1 | 100.0% |
| 20代 | 36 / 49 | 73.5% |
| 30代 | 82 / 125 | 65.6% |
| 40代 | 51 / 81 | 63.0% |
| 50代 | 17 / 36 | 47.2% |
| 60代 | 1 / 4 | 25.0% |
「若い世代ほど使っている」というのは予想通りですが、後述する通り「毎日派」は必ずしも若年層に多いわけではない**という興味深い結果も出ています。
使用頻度の内訳

定期的に使う人(188名)の使用頻度を細かく見ると、最も多いのは週1日派(27.1%)。次いで週2〜3日派(23.4%)、**月1〜2日派(22.3%)と続きます。
一方で、「ほぼ毎日パック」派は16.5%と少数ですが、確実に存在しています。
「毎日パック」派はどんな方?
「ほぼ毎日パック」を実践しているのは全体の10.5%(31名)。年代別に見ると意外な傾向が。
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50代:23.5%(4/17名) → 割合ではトップ
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30代:22.0%(18/82名) → 人数では最多
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40代:11.8%
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20代:8.3%
「毎日パック=美容意識の高い若者」というイメージに反し、30代・50代で特に割合が高いことが分かりました。
シートマスク・パックを使用しない理由
シートマスクを使わない55名に理由を聞くと、最も多かったのは**「面倒くさい」47.3%**。
以下が上位理由です。
| 順位 | 理由 | 回答割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 面倒くさい | 47.3% |
| 2位 | お金をかけたくない | 30.9% |
| 3位 | 他のスキンケアで満足 | 20.0% |
| 4位 | 効果を感じない | 18.2% |
| 4位 | 敏感肌だから | 18.2% |
つまり「簡単で続けやすい設計」が、使用率向上のカギになりそうです。
肌タイプと使用頻度の関係
調査の中で特に特徴的だったのは、肌タイプ別の使用頻度の差です。
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毎日派(31名):48.4%が乾燥肌(全体比+16.5pt)
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週2〜3日派(44名):68.2%が敏感肌(全体比+8.1pt)
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週1日派:肌タイプが分散
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月1〜2日派:特定の傾向なし
下記のような解釈ができそうです。
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毎日派は、乾燥による悩みが深刻で保湿目的で習慣化している可能性大
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週2〜3日派は、敏感肌ゆえに頻度を抑えつつケア
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ライト派は、必要に応じて使うスポット的な利用が中心
肌タイプ別の傾向
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乾燥肌さん
水分不足を補うために毎日パックする人が多め。特に冬や冷房の効いた部屋では効果を感じやすいようです。
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敏感肌さん
週2〜3回がちょうどいいという人が多数。肌の調子を見ながら間隔を空けて使うのがポイント。 -
混合肌さん
Tゾーンの皮脂や頬の乾燥など部分的な悩みに合わせて、週1〜3回の人が多い傾向。
調査で分かったこと
今回の調査で見えてきたポイントはこんな感じです。
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「毎日パック」派は全体の16.6%。意外と少数だけど、確実に存在する
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30代・50代は毎日派が多い。若い世代だけの習慣ではない
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乾燥肌は毎日でもOKな人が多い。一方で敏感肌は週2〜3回が主流
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使わない理由の約半分は「面倒くさい」。簡単さも大事なポイント
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週2回以上使う人は全体の4人に1人。高頻度派も意外に多い
補足:毎日パックをするとバリア機能が低下するのか?
「毎日パックするとバリア機能が低下する」という声がありますが、これは半分正解ですが、正確ではありません。
「成分内容」と「使用時間」に配慮するなら、毎日パックは逆に肌に良い効果をもたらすことが実験の結果で分かっています。
下記のように、シートマスクの種類と時間を変えて調べた試験が行われており、5・15・25・40分の使用で皮膚を評価しています
| 使用時間 | 主な変化 | 解釈 |
|---|---|---|
| ~15分 | 角層水分量上昇、TEWL一時的上昇後に低下傾向 | 保湿+一過性のバリア変動 |
| 25分以内 | 保湿・赤み軽減・AQP3活性化など、総じて「良い反応」 | 短時間使用は有益 |
| 40分 | 乾燥・赤みの訴え増加、特に水だけのマスク | 長時間で刺激・乾燥リスク |
また、保湿成分を含むフェイシャルマスクを数週間〜数週間継続使用した試験では、TEWL低下(バリア改善)・水分量増加・弾力改善が認められ、レーザー後などバリアが傷んだ状態でも、パントテン酸や亜鉛・ツボクサなどを含むマスクを15–20分/日・10〜14日使うと、TEWL低下・水分上昇・赤みや不快感の軽減が報告されています。
正しい使い方と肌に合ったシートマスクで「毎日パック」を行っても、バリア機能が低下するという証拠はありません。
研究データからは、25分未満のシートマスク使用は、健康〜軽く敏感な肌であれば、バリアを壊すより保湿・補修に働くことが多いと考えられます。30〜40分以上の長時間放置や、「水だけ」「アルコール多め」「刺激成分多め」のマスクは、赤み・乾燥リスクが上がる可能性があります。
※参考
①Clinical Evaluation of a Multi-Component Facial Mask for Moisturizing, Repairing, and Anti-Aging Effects
②Evaluation of the Efficacy and Safety of a Panthenol-Enriched Mask for Skin Barrier Recovery After Facial Laser Treatment: Results of a Double-Blind Randomized Controlled Study
③Effects of a facial mask containing zinc oxide-based cream on improving post-laser skin care
毎日使うなら、
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- 使用時間は10〜20分程度で外す
- 使用後はこすらず優しく押さえる
- その後に低刺激の保湿コスメでふたをする
- ヒリつき・赤みが続く場合は頻度を下げるか中止
現時点の研究からは、適切に設計されたシートマスクを10〜20分程度で毎日使うことが、一般的にはバリア機能を有意に低下させるという証拠はなく、むしろ保湿・補修に役立つ可能性が高いと考えられます。
ただし、長時間つけっぱなしや、刺激の強いシートマスク、またはもともと重度に敏感な肌では注意が必要です。
