炭酸シャンプーは泡立たないものなの?
泡立ちが良いと思い使ってみると髪が泡立たないので、そのギャップにがっかりする方も多いようです。
しかし知っておくべきことは「泡立ちが良い炭酸シャンプーもある」という点と、「泡立ちが良い=良いシャンプーではない」という点です。
では実際に炭酸シャンプーが泡立たないのか?化粧品開発者が解説します。
「炭酸シャンプーは泡立たない」かは成分による!
炭酸シャンプーは通常のポンプ型の液体シャンプーとは異なり泡の状態で出てくるため、一般的な液体シャンプーと異なり、最初から泡立てる必要がありません。しかし、泡立ちが良いとは限りません。
泡立ちが良いかどうかは、使われている洗浄成分により変わります。泡の状態で出てくるので泡立ちが良いように思えますが、実際に使って「泡立たない...」とがっかりしてしまう方もいます。
「炭酸シャンプー=泡立ちが良い」という考えではなく、欲しい炭酸シャンプーの泡立ちが良いかどうかは配合されている洗浄成分を見る必要があります。
また、炭酸シャンプーの「炭酸ガスが含まれた泡」は汚れを吸着しやすくなっているため、あえて洗浄成分をマイルドにし、結果的に「泡立ち自体を抑えて作られている」ものもあります。
炭酸シャンプーの場合は、炭酸ガスの濃度が汚れを落とす効果に影響します。「泡立ちが良いから汚れが落ちる」という考えのアイテムではないということを知っておきましょう。
泡立ちと優しさを兼ねそろえた炭酸シャンプーは?
今回、テストで使用した炭酸シャンプー「肌ナチュール」は、洗浄成分はマイルドなアミノ酸で、炭酸濃度は5,000ppmと炭酸泉より高い濃度です。アミノ酸洗浄成分に高めの濃度の炭酸を加えることで、髪と頭皮に優しいのに炭酸泡クレンジングにより頭皮をすっきりさせてくれるのでおすすめです。
アミノ酸シャンプー+炭酸泡【5,000ppm】
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炭酸シャンプーは期待以上の泡立ちとは言えないものの、肌ナチュールの泡立ちは、アミノ酸洗浄成分が中心のシャンプーより泡立ちが良いです。炭酸泡がアミノ酸洗浄成分をサポートし、アミノ酸洗浄成分のウィークポイントである「泡立ちの悪さ」と「洗浄力のなさ」を十分サポートしています。
炭酸シャンプーは「泡で出てくる」ので摩擦を減らせる
通常のシャンプーは手で泡立てた後に、髪を洗いながら泡立ちがよくなっていきます。炭酸シャンプーは、はじめから泡になっているので、摩擦を減らしダメージを軽減する効果があります。
また、炭酸シャンプーは炭酸ガスを含む泡タイプのシャンプーで、通常のシャンプーよりも細かい泡が特徴です。
泡がきめ細かいと汚れを吸着しやすくなるため、ゴシゴシ洗いをしなくても汚れをキャッチしてくれます。
炭酸シャンプーは汚れを吸着しやすくなるだけでなく様々なメリットがあります。詳しくは「炭酸シャンプーのメリット・デメリット」の記事をご覧ください。
まとめ:炭酸シャンプーは泡立ちより「洗浄成分」「体感」「炭酸濃度」で評価しよう
炭酸シャンプーが泡立つか、泡立たないかは、「炭酸シャンプー」そのものの特徴というより、配合されている洗浄成分により異なります。
「泡立ちが良い=良い炭酸シャンプー」という事ではないため、下記の3点で炭酸シャンプーを評価しましょう。
・「洗浄成分が泡立ちが良いものかどうか」
・「体感・使用感はどうか」
・「炭酸濃度」
この3点を確認することで、頭皮の汚れ、毛穴に詰まった汚れがしっかり落ちるかどうかを判断しましょう。